【コーヒー豆の紹介】グアテマラ,サンタクララ

アンティグア地域について

アンティグアは3つの火山に囲まれた古都で、アナカフェが認定する8つの地域の中で最も有名な産地の一つです。2000年には34の農園主が集まりアンティグアコーヒー生産者協会を設立し、原産地統制呼称(アペラシオン)を守る活動を行っています。GPSを使用したパイロットプロジェクトにより、各農園の地理的情報や土壌、気候条件などがデータベース化され、ワインのような価値あるスペシャルティコーヒーの基準となっています。

サンタクララ農園について

サンタクララ農園はアンティグア南西部のアグア山の南斜面に位置する歴史ある農園です。セラヤ一族は100年以上にわたってコーヒーを栽培してきました。現在のオーナーであるリカルド氏は農園を拡張し、生産処理設備やカッピングルームの増強を行い、高品質コーヒー生産に尽力しています。2016年には農園内のドライミルが完成し、精製工程の品質も向上しました。

特徴的な取り組み

サンタクララ農園では以下の取り組みを行っています:

  1. シェードツリーを多用した環境保全型農業の実践(生物多様性)
  2. 水洗処理工程で排出される汚水の浄化
  3. ピッカーさんの子供たちのための奨学金制度
  4. 品種毎の区画管理(カツーラ、ビジャサルチ、ブルボンシト、近年ゲイシャ、パカマラにも挑戦中)

特筆すべき点

グリーンハウスを用いて、ナチュラルやハニー製法のコーヒーは時間をかけゆっくりと乾燥させることで、風味豊かでクリーンな味わいを作り出しています。アンティグアのコーヒーは確りとした風味とコクが特徴で、深煎りにも負けない世界でも数少ない貴重なコーヒーです。

詳細情報

品種: カツーラ種

栽培地: グアテマラ アンティグア地域

標高: 1,550〜1,880m

気候: 年平均気温24℃、相対湿度70%

オーナー: リカルド・セラヤ氏

土壌: ローム・砂質

雨量: 1,200mm

収穫時期: 1月から4月

生産処理: ナチュラル、グリーンハウス乾燥

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