コーヒー豆の焙煎日から考える鮮度と飲み頃の基準

おうちでコーヒーを淹れられる方は「いつ飲むのが一番美味しいの?」「どのくらいの期間保存できるの?」という疑問を持たれている方も多いのではないでしょうか。
今回は、私たちの提案するコーヒー豆の「飲み頃」と「保存期間」についてご案内します。


・コーヒー豆の「飲み頃」とは

私たちは、焙煎後2週間〜1ヶ月半を「飲み頃」と考えています。

コーヒー豆は焙煎後、時間の経過とともに風味が変化していきます。その変化の中で最も美味しくお飲みいただける期間が「飲み頃」です。

- なぜこの期間が「飲み頃」なのか

焙煎直後〜1週間ほど経過したコーヒー豆は、焙煎工程で発生する二酸化炭素などのガスや焙煎香が強く、コーヒー本来のフレーバーや風味を十分に感じられないことがあります。

焙煎から2週間ほど経過すると、これらのガスや香りが徐々に落ち着き始め、豆本来のフレーバーや味わいが明確に現れてきます。
この時期のコーヒー豆には、私たちがお客様に楽しんでいただきたい本来の個性や風味が最も良く表現されます。

当店の出荷基準について

お客様に最も美味しい状態でお楽しみいただきたいという思いから、当店では焙煎から12日以内のものを出荷しております。

これは、お受け取り後から「飲み頃」の全期間をしっかりとお楽しみいただけるよう配慮したものです。
焙煎後1週間に満たない場合もありますが、経過とともに迎える「飲み頃」の期間は変わらずお楽しみいただけます。

・コーヒー豆の保存期間について

当店では、コーヒー豆の賞味期限を焙煎後3ヶ月に設定しています。

- 「飲み頃」と「賞味期限」の違い

  • 飲み頃(2週間〜1ヶ月半):最も風味やフレーバーが際立つ最高の状態をお楽しみいただける期間
  • 賞味期限(3ヶ月):コーヒー豆として十分な品質と美味しさを保持できる期間

コーヒー豆は生鮮食品ではありませんが、時間の経過とともに風味が変化していくデリケートな食品です。
私たちは焙煎の際、味わいとしてのクオリティと、時間の経過による風味の変化も考慮し、長く美味しさを保てるよう日々工夫を重ねています。

「飲み頃」の時期を過ぎても、3ヶ月以内であれば引き続き十分美味しくお飲みいただけます。抑揚は穏やかに落ち着いてきますが、豆本来の風味やフレーバーの特性は充分維持されます。

・適切な保存方法

コーヒー豆を美味しく保つためには、適切な保存方法が重要です。

  • 密閉容器で保存
  • 直射日光を避ける
  • 冷暗所で保存する

- パッケージについて

コーヒー豆の豆袋には、とうもろこしのデンプンなどの自然成分を使用した100%生分解が可能なTUV認証素材の「SOFTPACK社 COFFILM」パッケージを使用しています。

またこのパッケージは、バリアコーティング膜により、アルミニウムのような酸素と水分の遮断性質を実現し、コーヒーの風味と香りを長期間保持します。
このパッケージは優れた密閉性を持っているため、別の容器などに移し替えなくても適切な保存が可能です。


まとめ:美味しいコーヒーを楽しむために

  • 焙煎日から2週間〜1ヶ月半が最も風味豊かな「飲み頃」
  • COFFEE KIOSKオンラインショップでは「飲み頃」を十分に楽しめるよう、焙煎から12日以内のものを出荷
  • 適切に保存すれば、焙煎後3ヶ月まで美味しくお召し上がりいただけます
  • 密閉容器(お届けしたパッケージのままでもOK)、直射日光を避け、冷暗所での保存が最適

コーヒー豆は日に日に味わいが変わっていくのも魅力のひとつ。ここでご紹介した「飲み頃」や保存方法を参考に、日々違った表情を見せる豆の個性を感じてみてください。「あれ?今日のコーヒー、昨日と違う!」という発見があるのも、コーヒーの面白さだったりします。
実店舗にお越しの際には、コーヒーについての疑問や質問があればぜひスタッフまで声をかけてくださいね。

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